先日、派遣社員が辞めてしまって困っている。というご相談を頂きました。
僕は、そのクライアントへブログ記事でも書いたような派遣社員を定着させる方法やアドバイスを行っています。
それでも、残念ながら100%というわけにはいかないのです。
そもそもは、派遣会社で働く人間の側に立って考えて頂きたのですが
『私は派遣会社で派遣社員として働きたいんです。』
というような人間が世の中にいることはほどんどないのです。
(1部例外として、短期的に働きたい、バイトやパートよりも高収入を得たい、色々な職種で働いて見たい。などは除いて)
単純な理屈です。雇用が不安定な職業に誰が進んで働こうとするのでしょうか?
正社員と比べて派遣社員って世間的なイメージもよくはないですし、昇級もありません。正社員だったら出るであろうボーナスもいくら頑張ったところで出ないのです。
求職者が仕事を求めて派遣会社に来る一番の理由は、『給料の金額』と『とりあえずの働き口を探して来ている』です。
これが最も多い理由です。
そういう理由があって派遣会社で働いているわけですから、他にいい会社が見つかった場合や正社員での就職先が見つかれば、当然ながら辞めていくのです。
これを止めることができるのは、とある場合を除いては不可能です。
いずれは必ずいなくなってしまう。
このことは派遣会社であれば、常に考えて頂きたいことです。
そうすれば急な退職にも対応することができリスクを最小限に抑えることができます。
派遣会社は常に人材を確保していかなければ、そもそも話にならないのですからね。