以前に派遣社員の雇用を安定させるのは、担当者であるコーディネーター次第ということをお話ししました。
そのことと並行して、派遣先で派遣社員の面倒を見ている担当者も大きな影響を与えます。
例えばですが、あなたも誰かに悩み事を相談しようとする時、必ず相談相手を選んでいると思います。
具体的には、
仕事の悩みはAさん
恋人との悩みはBさん
家族の悩みはCさん
といったように悩みを相談する内容によって相手を変えているということはありませんか?
これと同じように、仕事のこと全てをコーディネーターに相談している。ということは絶対にないのです。
コーディネーターに相談することは、基本的には、仕事内容というより、仕事で困った事が有った時にだけ相談している。という事です。
仕事内容、職場での人間関係、業務の進め方などは、同じように派遣で働いている派遣社員、もしくは派遣社員の中で皆をまとめているリーダー。そのほかには派遣先での担当者という事になります。
ですから、あなたがもしも派遣社員の安定を図りたいのであれば、派遣社員を派遣先で担当している人、または同じように職場で派遣社員と同じように働いている人達と親密になっていくことをお勧めします。
こうする事でコーディネーターをやっているだけでは絶対にわからないような、派遣社員一人一人の問題を事前につかむ事ができるのです。もっと言えば職場で起きている問題を身をもって知ることができます。これはホント大きい。なぜなら派遣社員でしかわからないことをわかることができるのですからね。
そのことが分かれば、コーディネーターが職場改善に動けばいいのです。派遣先の担当者と一緒になって働きやすい環境を作るということです。
また、コーディネーターには言えない内容も、派遣先の担当者と一緒になって改善する事で派遣社員を安定させる事ができるようになります。
派遣社員とどこまで関係を近づける事ができるか?ということも派遣社員を安定させるために必要なコーティネーターのスキルなのです。