『これだから派遣は、、、。」『派遣でも仕事なんだからちゃんとやってください。』
これはクライアントとなる派遣先で派遣社員の担当者がよく言われること。
もちろん働く派遣社員に問題があったりするわけですけれども、『派遣は使えない。』というようなことを言われて会社イメージが悪くなる。これはやはり避けたいですよね。
でもよく考えてください。
これって言われるだけ、まだ良いのです。なぜなら言ってくれるほど親密な関係がクライアントと築けているわけですし、問題点がわかり改善することができるわけですからね。
最悪なのは、何も言われないで更新期間がきたら問答無用で切られる場合です。これは先ほどとは逆でクライアントと親密な関係を築けなかったことと、派遣社員の問題点がわからないので改善することができないのです。こ
うなってしまうと再び派遣社員の派遣先を探さなければならないのですが、問題点がわからないので改善することができずに同じような問題をまた繰り返す。
どこへ言っても問題を起こす派遣社員あなたならどうしますか?
見放しますか?それともその派遣社員に合う派遣先を探しますか?
僕ならこうします。契約を更新しなかった派遣先、契約を更新されなかった派遣社員、双方の言い分を聞くのです。話してくれないなら話してくれるまで粘ります。
よく考えてください。話してくれないということは、派遣先と派遣社員からコーディネーターがそもそも信用されていないということなのです。もっといえば契約を更新できなかったことはコーディネーターに問題があるのです。
聞き出すことで改善し再度契約を結んでくれるかもしれませんし、派遣社員の問題も改善するかもしれません。
要するに、クライアントとの契約の問題も派遣社員のトラブルも、全てはコーディネーターの力量で変わってくるということです。
クライアントと合わなかった。派遣社員に問題があった。で片付けるのは簡単です。
けれども、コーディネーターの問題、コーディネーターの責任、と考える会社はほとんどないのです。
派遣業界は今は人材が集まりにくくとても苦しい状況です。
その状況を打破するためには派遣社員を担当するコーディネーターのスキルアップが必要不可欠なのです。
派遣社員が問題を起こさずに働くこと。クライアントと信頼関係を作り上げること、これらは全てコーディネーター次第ということです。