こんにちは、小林です。
『今ならお乗換えで違約金負担します。』『キャッシュバックがあります。』
というような、金銭的なものを全面に押し出した販売手法が多く見受けられます。
もちろんこの方法は獲得にとても有効な手段でもあるし、
施策を用意する携帯キャリアや代理店などの企業努力はすごいとしか言いようがないと感じます。
しかし
僕はこの方法がダメとは思いませんが、正直な『いつまでやるの?』と感じます。
もちろん『他者がやるんだからこっちもやらなきゃ獲得にならなし実績が上がらないでしょ。』
という気持ちもわからなくはありません。
けれども、『他社がやっているからこちらもやろう。』の考え方で同じようにやっているうちは
結局のところ、金銭的なものが優位なところには勝てない。ということです。
資本主義の原則なので資金があるところが有利なのは変わりありません。
また、これやると販売スタッフの接客スキル、獲得スキルが伸びていかないことにもなるんですよ。
冷静に考えればわかると思うけど、金銭的魅力を感じたら販売員の能力なんて関係ないからね。
逆に優秀な販売スタッフだったら、施策なんて使わなくても売れるんですよ。
そんな理由もあって、金銭的なメリット以外で優位性を作ることができなければ、
金銭メリットを押し出した施策頼みの販売手法から脱却することはない。ということです。
私のこんなちっぽけなHPなど見ている、
docomo、au、softbank(Ymobile)の企業の人はいないとは思いますが、
いっそのこと止めてしまいましょう。
キャッシュバックにつられて色々な携帯キャリアをグルグル回り続ける携帯コジキを集めているだけなのですから。
僕が考えるのは、販売スタッフスキルをとことん追求したスタッフ教育に力を入れること。
それと
僕がやっているビジネスでもそうですが、収益の多くはリピーターがもたらしてくれているのです。
けれどもなぜ?リピーターの確保が最重要であるにも関わらず、新規獲得に力を入れていることの意味がわからない。
既存顧客を大事にすることで新規顧客は必ず集まります。既存顧客を大事にできないから、新規が集まらないのです。
合わせて、他社サービスと同様なことをことをやっている限りは顧客はそれぞれにメリットを感じることができるわけないのです。
金銭的なことはさておき、既存顧客がよかった。素晴らしい。ずっと変えないでいよう。
と思えることをちゃんと考えて出していきましょう。
更新ポイントとか2年の縛り契約とかそんなのいらなくない?
携帯に不具合があればすぐ家まで修理に行きます。とか
サプライズでなんか送る。とか
更新してくれたらお礼を言いに家まで行く。とか
そんなんでもいいんですよ。考えたらいくらでも出てきます。
ホント顧客を大事にしよう。そうしたら新規集まるしキャッシュバックもいらないし、
本当の意味で良いサービスを選んで使ってもらっているってことになるんじゃないかな?
販売員の販売スキルと既存顧客への優位性。
これちゃんと考えないと、他社との差別化、販売実績、全てを金で買っているだけってことだから。
お金を使うところを考えよう。
金銭に頼らない差別化を立てることができれば、競合を出し抜く結果を出すことができる。