人材派遣で収益を上げる為には人をたくさん集め、一人でも多くの人に働いてもらう必要がある。
なので人材を常に集める為に求人募集や広告を出したりするわけですが・・・・。
人材を集めることが必死になって今いる人材をおろそかにしてしまう。
実はこれ、多くの派遣会社がやってしまう過ちなのです。
派遣会社のいわゆるコーディネーターと呼ばれる人達は、人材を集めることに重きを置いて仕事をしています。
もちろんこれは、通常の会社でいう営業マンと同じで商品を売ること=人材を集めることが会社の利益に貢献し社内での評価となります。
なので、派遣会社では人材を集めることが、業務成績に大きく影響をするわけです。
しかしです。
人材集めに手を抜けというつもりはありませんが、今いる人材を大切に扱うことを人材を集めることより最優先して仕事をすることをお勧めします。
僕の経験から、人材を大切にすることはもちろんのこと、派遣社員一人一人を徹底して管理すること、プライベートな相談や人としての付き合い方を徹底することで、誰よりも慕ってもらえるコーデネーターになることができます。
そうすると自然と派遣社員の間で出来上がってくることは、口コミです。
この口コミの力を侮ってはいけません。
あなたは普段、派遣社員に対して『人を紹介してほしい。』と言っているかもしれません。
そして『わかりました。』と派遣社員は言うかもしれません。
しかし、残念ながらそれは派遣社員の本音ではありません。
それが証拠に『仕事を探している人を紹介してほしい』と言ったことろでほとんど紹介してもらったことはないのでしょうか?
逆に、あなたが派遣社員を本当に大切にしているのであれば、口コミが起こり派遣社員の方から『働きたい人がいるんですけど』とあなたが言うまでもなく紹介してくれることができるのです。
真実は、派遣社員が良いコーディネーターのもとで働いていると感じれば、勝手に人材を紹介します。悪いコーディネーターのもとで働いていると感じれば紹介どころか、その派遣社員も辞めていく。という事にもなります。
人材を集めることは大事です。
けれども、今いる人材を大切にすることが、人材を多く集める方法にもなるのです。