派遣業にとって人材が大きく業績に関わることは言うまでもありません。
ほとんどの派遣会社では人材を集めることが最優先の課題でしょう。
仕事はたくさんある。けれども人材が集まらない。これはどこの派遣会社でも共通の悩みです。
『最近は求人誌の反応が落ちている。』『求人をかけても一向に人材が集まらない。」
そんな話をよく聞きます。
それもそのはず、今の世の中、完全に求職者にとっては売り手市場となっています。正社員雇用で募集をかけても人が簡単には集まりません。なので派遣業であればなおさら集まらないです。
誰も好き好んで派遣を選んで働き先を選ぶ人はいないのですから。
誰もが正社員で働きたいのです。けれども正社員雇用が難しいから派遣を選んでいる。手っ取り早く働く為にね。
まずは、そのことを理解していただき、求職希望者の立場から考えて求人広告を出す必要があるわけです。
そのことをちゃんと理解している会社は一体どのくらいあるのでしょうか?
私は仕事上よく求人誌を見ますが、とりあえず、収入面や働く環境、休日、待遇などは注意深く見るようにしています。
ここで1番大事なのは収入です。もちろん高ければ高い方がいい。
業務内容はわかりやすいものがいい。
もちろん休日も多ければ多い方がいい。当然待遇もね。
当然これらのことがわかっている会社がほとんどなのですが、それ以上のことは全くわかっていない。のが現状です。
求職者も人間なので色々います。性別、年齢層、性格、生活環境、生活水準、得意不得意の業種などなど
こんなにも境遇が違うのに、
表示しているものは、誰にでも当てはまるような求人内容しかありません。
求職者に向けた内容であることに変わりはないのですが、
その求人内容は、『一体誰?向けて発信している?』
ということが全く書かれていないのです。
誰もが当てはまるような求人内容では、給与面で多いところに持って行かれて終わりです。
あなたは誰に向けて、その求人を出しているのか?
ということを考えて掲載しないと、その他大勢の求人情報の中に埋もれて終わりなのです。