人材派遣は人が働いた分のお金を差し引くピンハネビジネス?というイメージを持っている持っている方が多いので説明させて頂きます。
色々なウェブサイトもありますので調べていただければわかりますが、正直に申し上げますと派遣業はピンハネビジネスです。
しかし、これはビジネスである以上仕方のないこと。
例えばあなたが営業マンだったとして、毎月、かなりの売り上げを出しているとしても、その売り上げた金額があなたの給料としてそのまま入ってくるなんてことは絶対にないですよね。
その中には仕入れの金額もあるし人経費もあるし宣伝費や広告費だって必要経費がかなりかかっている。
会社である以上、売上がなければ会社は存続していくことはできませんし、そもそも利益がなければ給料を頂くことは自体ができなくなってしまうのだから。
この定義のもとに極論を言ってしまえば、派遣業に限った職種だけではなく、どの会社でもピンハネ業になってしまいます。会社が売上の利益分を社員にそのままの金額を渡すことは絶対にないのだからね。
派遣業も仕組みは全く同じでクライアントから派遣された人材に対して売上が出る。その中から利益として残ったものから給料が支払われる。というわけです。
しかもそれだけではなく会社が負担する社会保険料(厚生年金保険・健康保険)や雇用保険料・労災保険料などもあるわけです。
ご存知ないかもしれませんが、社会保険料は会社と折半になっているので例えばあなたが5万払っていれば、会社も5万払っているわけです。合計10万ですよ。この金額も利益から払っているわけです。
簡単な計算をしてみましょう。仮に派遣もとから、あなたが働いたことに寄って30万というお金が売上として入ってきたとしよう。もちろんそれがそのままあなたの給料になるなんてことはない。
その中から社会保険料の10万を引き20万が給料なんてこともない。
あなたやあなたと同じように派遣スタッフとして働く人間を支えている管理をしている人間にもその中から少しつづ集めて給料を支払わなければならないし、あなたが貰えると給与の計算をしている事務員さんにも払わなければならない。もちろん、あなたの交通費や会社の運営資金もね。
あなたは実際に派遣元から頂いた多くの部分を給料としてもらっている事になる。
もしもあなたがそれでも「もっと給料が欲しい」や「会社は少ししか給料をくれない」などと思っているのであれば、自分で会社の利益をあげる努力をしたらいい。
会社に利益を出さないで、派遣されたところで業務をこなしているだけの仕事をしているだけで、給与や待遇に不満がある?だったら自分で稼いだらいいのでは?
派遣先からあなたが働く事でいただいている報酬はあなたが考えている以上に少ないし、あなたが考えている以上に会社運営にはお金がかかっているのです。
あなたが今派遣先で働けている事にも会社が努力しお金がかかった結果なのです。
与えられた仕事をこなすだけの人間には、それだけの給料しかもらえない、というか払うことができない。ということ。
仕事がある。給料がもらえる。それでは不満?
派遣業の大雑把な仕組みを説明すると
仕事を探している人(求職者)=仕事を探してくる人(派遣会社)で双方にとってメリットがあるからこの業務は成り立っている。
仕事を探してくる人(派遣会社)=人材を探している企業(派遣先)こちらも双方にとってメリットがあるから成り立っている。
これを並べると
仕事を探している人(求職者)=仕事を探してくる人(派遣会社)=人材を探している人(派遣先)
全てがwin=win=winの関係で成り立っている。
もしも不満を感じるのであれば、自分の力と努力で仕事を探しましょう。そして会社の収益をあげよう。もちろんこれは、派遣先で頑張れってことではない。
それ以外の業務をやれってこと。派遣先でどれだけ頑張ったとしても、頂いている金額は一定額でしかないのだから。
もしくは自分で会社経営をやってみよう。多分これがピンハネされない1番賢い選択です。