今から話すことは派遣会社に限った話してはない。派遣会社にしたら担当者になるのだけれど、通常の会社であれば、上司にあたる。
クソ担当者には、派遣社員や部下などを育てるということが出来ない。
命令や指示を出すのにも言葉を使います。
言葉を使って相手に伝えるわけですが、言葉の言い方や言葉の言い回し方などを考えて使わないと相手への伝わり方が全く違うものになる。
例えば、体調の悪い派遣社員がいたとしよう。
その派遣社員を体調を気にかけて励ましの言葉をかけるのであれば、どんな言葉をかけるだろうか?
『大丈夫か?無理はしなくていいんだぞ。』
という言い方もできれば
『無理はするなよ。しかし体調が悪くても頑張って仕事をする姿勢はすごいな。』
という言い方もできる。
どちらも気にかけていることは伝わる。しかし後者の方が頑張ろうという気に派遣社員が思うのは明白です。
それでいて派遣社員に対して褒めているということはお分かりいただけただろうか?
これはあくまでも簡単な例えなので、そんなことはわかりきっているとあなたは思うかもしれない。
けれども
僕は、これまで仕事をしてきた中で、仕事が出来ない人間を腐る程見てきて、その中にはある一定の共通点があることがわかっている。
それが『伝える時の言葉が足りない。』ということです。
ビジネスであれ、プライベートであれ、伝えるということはとても重要です。
先ほどの例でも挙げたように、言葉が足りていないと伝わり方は全く違うものになる。
結果としてよく起こることは、考え方のズレ。すれ違い。理解力に欠ける。意思の疎通が出来ない。間違った解釈をする。などなど
特に『人の話をちゃんと聞け』と、派遣社員や部下に対して指導、教育を行っている人は、実は要注意です。
なぜならそれは正しくは『人の話をちゃんと聞け』ではなく、人に伝わる言葉を選んで伝えることができていない指導者側に問題があるのですから。
つまり伝え方が下手ということです。
言った言わないの水掛け論や、間違った解釈をされる。それらは伝わらない言葉を使っているからに他ならないのです。
伝え方で派遣社員を伸ばすことも腐らすこともある。ということを覚えていただければと思います。