先日、ある派遣会社から業務委託を請けているクライアントとの付き合い方についての相談を受けました。
この話は業務委託をうける、どの会社でも問題になる場合があるのシェア致します。
業務委託とは文字通り、クライアントからの業務を請け負って行うことを意味します。
請け負った側は、契約内容に沿って業務を進める分けですが、そこには、クライアントからの指揮命令などは存在せず、基本的には成果を上げることのみが目的となります。
しかし、クライアントが一方的に指示や口出しなどをし委託先をただの下請けのように扱う会社が多くあるのも事実です。
クライアントでお客様でもあるので大事にする必要はあるのですが、、、。
委託契約を結んだ時点で契約内容に基づいて業務をすることになります。
逆をいえば、業務について成果を上げることが目的でその業務の内容について指示や命令を受ける必要はないのです。
もちろん成果を上げるために必要なアドバイスや助言などは聞いてもいいと思いますが、その聞いた内容も実行する、実行しない、は自分で決めることなのです。
相談を受けた会社様では、クライアントからの業務内容についてのダメ出しと契約内容と関係のない指示について困っている状況でした。
つまり、クライアントが業務委託という契約の意味をわかっていないことがあり、委託先を自身の会社の下請けと考えている会社が多い、ということです。
よくあるパターンとしては会社の上の人達では理解しているが、現場での担当者などが理解していない場合が多いように感じます。今回はおそらくこのケースでしょう。
何度も言いますが、業務委託は、クライアントが自分の都合よく使える下請けではありません。
そのことは委託先と関わる全ての人に理解してもらう必要があり、業務委託の意味と、お互いが手を結んだビジネスパートナーである。ということを理解してもらいましょう。
そうしなければ、被害を受けるのはどんな時でも現場で働くスタッフになるのです。
理解していただけなければ、それは場合によっては契約違反となるのですからね。
このことも含め言いたいことは言えるような関係のもとにビジネスパートナーとして業務委託をしましょう。