『なんでそんな簡単なことが出来ねーんだ!』
あなたもひょっとしたらこんな風な事を言ってスタッフや部下に対して指導したことはないだろうか?
この指導方は実はとてつもなくまずい、ダメな指導の典型的パターン。
僕自身の経験から、そもそもコレは辞めさせたい人間に使う言葉なのです。
どういうことかというと、指導者であるべき人のスタンスは、その人間を管理し能力を伸ばすということが大前提のベースとして持っているべきです。
怒ることは、能力を伸ばす1つの方法でもあるわけですが、今回の場合は、指導者のただの感情に過ぎないのです。
本来は、出来ない理由を聞いて、改善する。 たったコレだけです。
たったコレだけの事をやろうとせずに、出来ない理由も聞いてくれるわけでもないので、怒られた人間は辞めたいと思ってしまうことは当然だと思いませんか?
『簡単なこと』、と言ってもそれは、指導者側の言い分であって、指導される側の認識と合っていないと言うことなのですから。
また、『簡単なこと』なら指導者が自らやればいいとも思いませんか?僕なら思います。
ついでに言えば
やたらと怒る人は、自分のキャパが足りていないから怒るのです。
人が怒る理由は自分の思い通りにことが運んでいない時、図星をつかれた時、などに人は怒るという感情が生まれるのです。
つまり、
『なんでそんな簡単なことが出来ねーんだ!』と管理者が怒るようなこと
は
『なんでそんな簡単なことを教える力が俺にはないんだー!』
と僕には、変換して聞こえます。
なので、自分の基準で簡単な事を決めつけてはいけない。という事と
すぐに怒ることは、自分のキャパの狭さを見せつける行為。という事を覚えておいてください。